もはや帰る場所はない? 「週刊文春」に多目的トイレを利用した乱倫な女性関係を暴露され、3日夜に半年遅れの〝謝罪会見〟を開いた渡部建(48)に、ネット上で不要論が噴出している。

 間の悪いことに同夜、バラエティー番組「アメトーーク!」(テレビ朝日系)の「ついつい深夜に食べちゃう芸人」が放送された。サンドウィッチマンの伊達みきお(46)、ブラックマヨネーズの小杉竜一(47)ら太っちょ食いしん坊芸人が集結し、夜食事情を赤裸々に語るという内容だった。

 このシリーズは、やせ体形の男前グルメ芸人・渡部がMC側に座り、肥満の原因となる不健康な食生活に逐一ツッコむのが恒例となっていた。ただ、渡部が自粛中のため、同じ所属事務所の東京03・飯塚悟志(47)が代役を務めたところ、これが大好評だったのだ。

 SNS上には「飯塚さんの方がツッコミ上手いし面白い」「雰囲気がいいからずっと観ていられる」「渡部の時は紹介された食べ物すっげー嫌そうに食べてたけど、飯塚さんは美味しいって食べてて、面白い人と面白くない人の差ってこういうとこかと思いました」「東京03飯塚さんのツッコミ秀逸すぎるから全員ボケ倒す流れなってて神回」「すげー面白かった 飯塚良かったな~」など、絶賛の言葉が並んだ。

 笑いより格好をつけることを優先する渡部が、いかに嫌われていたかわかろうというものだ。飯塚は的確にツッコみながらも、ほんわかとした雰囲気は渡部の相方・児嶋一哉(48)に似ており、一日の締めくくりに癒やしを求める深夜番組の視聴者層にマッチしたようだ。飯塚はドラマ「この恋あたためますか」(TBS系)での演技も好評で、このところ役者としても頭角を現している。

 すでに大みそか特番「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで! 絶対に笑ってはいけない大貧民 GoToラスベガス24時!」の収録を終え、年内の芸能界復帰を狙っていた渡部だが、会見では「復帰はオファーがあってこそ」と話し、万が一オファーがない時は引退となる可能性を明かしていた。

 すでに補償金は払い終えているというが、1日にはMCを務めていた「王様のブランチ」(TBS系)を降板。復帰しようにも穴は埋まっており、芸能界に帰る場所はないかもしれない。