歌手の伊藤美裕(33)が5日、東京・恵比寿の「恵比寿天窓.switch」で「伊藤美裕 冬のワンマンライブ2020」と銘打ったライブを開いた。

 同ライブハウスは、伊藤がデビュー以来、ホームグラウンドとしてライブを行ってきた場所だが、12月末で閉店するため、この日が同店での最後のステージとなった。

 ステージでは自身が作詞し、南佳孝が作曲した最新の第7弾シングル「It must be love.」、前作シングル「Believer」、第4弾シングル「あなたの花になりたい」など全15曲を熱唱。ステージと客席の間を飛沫防止のため、パーテーションを張ってのライブだったが、それを意識させない客席と一体感のあるステージで最後までファンを楽しませた。

 同店でのライブは、デビュー翌年の2012年5月から開始。この日が18回目のステージで、「ここは、デビューしてからの10年が詰まった場所なので、閉店というのはまだ実感がわきません。このすてきなライブハウスで今日まで歌い続けてこられたのが、何よりもうれしかったです」と寂しそうに話した。

「今年は、いろんな意味で学びの年だったなと思います」と振り返った伊藤。「来年は10周年になりますが、いま(作詞だけではなく)曲作りもしていますので、来年はそんな自作曲もご披露できたらいいですね」と新たな意欲を燃やした。