【米ネバダ州ラスベガス8日(日本時間9日)発】ボクシングの前東洋太平洋ライト級王者、中谷正義(31=帝拳)が、12日(日本時間13日)にMGMグランドで行われるWBOインターコンチネンタル・ライト級王座決定戦に向け、現地のトップランクジムで練習した。

 この日の夕方、世界屈指の名門ジムに初めて足を踏み入れた中谷は「倉庫のように広く感じました」と第一印象を語った。

 それでも「ボクシングジムはやっぱり海外でもボクシングジムなんだな、と同じような雰囲気を感じることができました。暖房もいれて暖かくしてくれていたので、汗もしっかりかくことができました」と特に緊張することもなく、体重が順調に落ちていることもあってシャドーやサンドバッグなど軽めのトレーニングを行った。

 この日は午前に新型コロナウイルスの検査に臨んだが、無事クリアしたことで「あとは試合だけとなってホッとしています。残るは計量を無事に終えられるよう頑張るだけです」と、IBF世界ライト級5位のフェリックス・ベルデホ(27=プエルトリコ)戦への意気込みを語った。