〝超熟年離婚〟が明らかになった歌手・水前寺清子(75)について、親交の深い映画評論家・浜村淳(85)が10日、読売テレビ「す・またん!」に出演し、そのウラにあった元夫の横暴ぶりを赤裸々に語った。

 水前寺と元夫・小松明氏は1989年に結婚。30年以上連れ添ったが、今年11月に離婚した。一部女性週刊誌では小松氏の〝モラハラ〟が原因と報道されている。

 結婚披露宴パーティーや、デビュー50周年コンサートで司会を務め、2人と親交のある浜村は所属事務所社長も兼務していた小松氏について「物腰は丁寧ですし、大変社長としてよくやったと思う」と語った。

 しかし「ステージが終わるごとに水前寺さんに向かってボロカスに叱るわけですよ。『今の歌い方は何だ!』と。それに対して水前寺さんは正面切って逆らうことはなかったと思います」と証言。加えて「水前寺さんの歌い方にアドバイスを与えるのは、それは良いと思う。楽屋で二人きりになったときにやんわりと注意すればいいのに。その言い方がキツいんです」とあきれたような口調で述べた。

 デビュー当時からマネジャーを務めていた姉が2017年に他界すると、小松氏がマネジャーも兼任。さらに事務所内がギクシャクするようになったという。

「先日(小松氏から)『水前寺清子事務所の社長を辞めまして、水前寺清子自身が社長を務めることになりました』と挨拶状が来たんです。やっぱりうまくいかなかったのかな、という感じがピンときた。今になって離婚していたということが分かってきた」と振り返った浜村は「びっくりしませんでした」ときっぱり。

「我慢してたけど、だんだんたまりかねて、それが積もり積もってついに離婚という形になったんじゃないかと思います」と水前寺の心中を察していた。