舞台「オトコ・フタリ」(12日初日)の取材会が11日、東京・日比谷シアタークリエで行われ、主演の俳優山口祐一郎のほか、浦井健治、保坂知寿、大塚千弘が見どころを語った。

仲良くけんかをする大人たちのコメディーで、人気脚本家田渕久美子氏の書き下ろし。山口は「仲良くならないことが今回のテーマですが、けいこ場でみんな仲がいい」とチームワークに自信をみせ、浦井も「親戚の集まりのような現場。けいこ場で仲がよすぎることを演出家に怒られている」と笑顔で語った。

コロナ禍でのけいこに、山口は「窓を開けっ放しにしているので、ドリルやハンマーの音などが聞こえてくる」と笑い「マスクとフェイスシールドをしながらのけいこで、スポーツ選手の高地トレーニングのよう。相手役の頑張りを見て励みになる」。また、「非日常が日常になってしまった今、劇場で温かい気持ちになってもらえたら」と話した。