杉咲花さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「おちょやん」の第2週「道頓堀、ええとこや~」(12月7~11日)から、芝居茶屋「岡安」の女将(おかみ)・岡田シズ役で出演している女優の篠原涼子さん。シズは仕事には大変厳しいが、芝居の街「道頓堀」を深く愛していて、ヒロイン千代(杉咲さん、子供時代は毎田暖乃ちゃん)を厳しくも温かく見守り、千代にとってもう一人の母親と言える存在となっていく……という役どころだ。篠原さんに、成長した千代としていよいよ本格登場する杉咲さんの印象などを聞いた。
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「おちょやん」は、上方女優の代名詞といえる存在で、「大阪のお母さん」として親しまれてきた女優の浪花千栄子さんの人生をモデルにしながらも、物語を大胆に再構築し、フィクションとして描く、103作目の朝ドラ。
主人公の竹井千代は、明治の末に大阪・南河内の貧しい家に生まれ、9歳で道頓堀の芝居茶屋に女中奉公に出される。多くの芝居小屋が建ち並ぶ街で、華やかな芝居の世界に魅せられた千代は、自らも女優を目指すようになる……というストーリーが展開する。
篠原さんは撮影現場での杉咲さんについて、「常にいろいろなことを考えていらっしゃるなと感じます」と話す。
「すごく目力があって、お芝居に対しても真摯(しんし)に向き合い、本当に千代になりきっていて、現場を引っ張っていってくれて助けてもらっている気がします。私自身も、シズとして千代ちゃんがやりづらい状況にならないようにと必死です。千代の真っすぐな感じは、杉咲さん自身と同じですよね。千代に対してはシズとして、そして、杉咲花ちゃんに対して私自身が、『支えてあげたい!』と思っていて、心から応援したい気持ちがあります」と思いを明かす。
篠原さんはシズと千代の関係性についても語っている。
「最初は千代との関係が表面的にしか見えないと思いますが、この先、どんどん絆が深まっていきます」と予告。
さらに篠原さんは「シズは、これからどんな視線を千代に向けることができるのか、千代はシズに対してどれだけ心を開いてくれるのか、というところに目を向けていただきたいです。知識も経験もある女将として存在しているシズですが、お茶子修業に来た千代と出会うことによって、逆に、いろいろ教わるような人間模様も描かれています。いくつになっても人って成長できるんだな、子供に教えてもらうこともあるんだな、と感じていただけるんじゃないでしょうか」としみじみと話す。
続けて「『おちょやん』は、シリアスなところもあれば、ものすごく笑えるところも満載なので、いろいろな気持ちを持って、飽きずに見ていただけると思います。きっとあっという間に終わってしまうと思います。元気でパワーのあるシーンもたくさんあって見どころ満載なので、ぜひ見ていただきたいと思います」と作品をアピールしていた。
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