伊藤蘭(65)が12日、文化放送「伊東四朗 吉田照美 親父・熱愛(パッション)」(土曜午後3時)にゲスト出演し、肝細胞がんで亡くなったコメディアン小松政夫さん(享年78)について語った。

伊藤とレギュラーの伊東四朗(83)は、76~78年に放送されたテレビ朝日系「みごろ!たべごろ!笑いごろ!」で小松さんと共演。伊藤は同番組への出演について「うれしかったです。伊東さんは大御所で緊張もしましたし、小松さんとの掛け合いを見ながら。でも大船に乗った気持ちってこういうことなんだなって、実感しながらやりました。何をやっても受け止めてくださる」と振り返った。

昨年6月、コンサートを開いた際には小松さんが楽屋を訪れたといい「ご自分で切符を買っていらしてくださって。真っ白いスーツで、オシャレしてきてくださった。びっくりして、ありがたいという気持ちとともに、どうしたんだろうと思いました」。当時小松さんに体調の変化は感じなかったといい、「全然そんな感じには(見えなかった)」と、訃報に驚いた様子だった。

伊東とは“ご近所さん”だった過去があり、自身が交通事故に見舞われた際には「伊東さんがある日、自転車でお見舞いに来てくださって。うちのお母さん慌てちゃって」。小松さんも伊東もいきなりの訪問だったことに、「お二方とも、突然襲うんですね」と笑った。

最後は9日に配信されたばかり新曲「恋するリボルバー」を紹介。曲がかかる直前、伊東が「お~い小松、聞いてるか?」と呼び掛けると、伊藤も「泣きそう」としのんでいた。