第97回東京箱根間往復大学駅伝競走(来年1月2、3日)で2連覇を目指す青山学院大は、14日にオンラインで壮行会と会見を行い、主将・神林勇太(4年)が意気込みを語った。

 今季のチームは「『伝承』~緑に染め上げろ~」をモットーに始動。しかし、新型コロナウイルス禍に見舞われてしまい「チームの基盤づくり、各大会で青山学院大のユニホームのカラーである緑で染め上げることを目標にやってきたが、前期シーズンはこのような状況下で試合もなく思うようにいかなかったこともたくさんあった」と振り返る。

 さらに、2年ぶり3度目の優勝を目指した11月の全日本大学駅伝では、最終8区での競り合いに敗れ、4位に終わった。だからこそ、箱根駅伝にかける思いは人一倍強く持っており「最後の箱根駅伝では、必ず優勝しなくてはいけないとの思いを持って11月からチーム一丸となって取り組んできた。日本中に元気を与えられるように力強い走りを見せて、必ず優勝。そして、みなさまに勇気と元気を与えられるように部員一同頑張ります」と力を込める。

 今大会は、原晋監督(53)が「絆大作戦」で挑むと宣言。神林は「今年は珍しく真面目だと思った」と笑いを誘った上で「駅伝で一番大切なことは何よりも絆だと思うので、監督の作戦を完了できるようにチーム一丸となって頑張りたい」と決意を述べた。