女優室井滋が15日、都内で映画「大コメ騒動」(本木克英監督、来年1月8日公開)の東京・プレミア試写会に出席した。

1918年(大7)に富山の主婦たちが決起した「米騒動」をもとに描く、大痛快エンターテインメント。井上真央(33)演じる主人公の松浦いとは、農村から漁村へと嫁に来ておかか(女房)たちにまざり、出稼ぎの夫が留守の家庭を守り、浜で米を担いで運び、3人の子供を育てている。愛するものを守り、子供たちに腹いっぱい食べさせるために、おかかたちが団結して決起する。

おかかたちのリーダー、清んさのオババを演じる室井は富山出身。「去年の10月、11月に富山ロケから始まり、その後に京都で撮影。その後、いろいろなことがあって、昨日、富山で初雪が振りました。胸が、いっぱいです」と話した。

おどろおどろしいおばばの役作りについては「モデルが、子どの頃、うちの浜の裏にいまして。魚の行商をしていて、顔が赤銅色で歯が金、銀いろいろ。秋田のなまはげみたい(笑い)。そのおばばが来て、いろいろ言われると私も泣きやんだ」と振り返った。

新型コロナ禍で自粛を余儀なくされた今年だが、室井は「来年はやるよラブシーン。監督頼みます。我慢できん。このままできないまま、旅立ってしまうかもしれない。次回作はラブシーンをやりたい」と本木克英監督におねだり。本木監督から「どれくらいまでOKですか」と聞かれると「水着くらいまでは、いいです」と熟女水着に自信を見せた。