演歌歌手・中村美律子(70)が21日、大阪の新阪急ホテルでクリスマスディナーショーを開いた。

 コロナ感染拡大防止対策を取った上での開催で、新曲「鬼の背中」をはじめ、「大阪情話」「島田のブンブン」「瞼の母」、それに代表曲「河内おとこ節」など全11曲を熱唱した。

 その中で、中村は12月1日に発表された「令和二年度文化庁長官表彰」を受けたことを報告。今月17日に都内で開催された表彰式には、残念ながらスケジュールの都合で出席することができなかったが、この日、授与された表彰状を手に、200名のファンに向けて喜びの報告を行い、感激もひとしおだった。

 中村は「宮田亮平長官から直接いただくことはできませんでしたが、表彰状は無事届きました。最初にこの受賞の話を聞いた時は、『そうなんや…』と他人事のような感じでしたけれど、こうして表彰状をいただき実感が湧いてきました」と笑顔を見せた。

 表彰理由は「永年にわたり、歌手として活躍するとともに、音楽文化の普及に努め、我が国の芸術文化の振興に多大な貢献をしている」との功績が認められてのもの。「これも応援してくださったファンの皆さんのおかげです。来年はデビュー35周年の節目の年なので、良い励みになります」と話した。