右上葉肺腺がんで闘病していた元フットサル日本代表で湘南の久光重貴さんが19日に39歳で亡くなったことを受け、日本サッカー協会の田嶋幸三会長(63)と北澤豪フットサル委員長(52)が21日、コメントを発表した。

 田嶋会長 この度の久光重貴選手のご逝去の報に接し、心からお悔やみを申し上げます。長期間にわたり闘病生活を続けながら今年の1月まで試合に出場するなど、最後まで多くの人たちに勇気や希望を届け続けた選手でした。フットサルを続けながら、がんに関する啓発活動、小児がんのお子さんやご家族への支援にも熱心に取り組まれ、多くの人々を元気づけてこられました。39歳という若さでのご逝去はあまりにも早すぎて残念としか言葉がありません。謹んでご冥福をお祈りいたします。

 北澤フットサル委員長 この度の久光重貴選手の突然の悲報に接し、謹んでお悔やみ申し上げます。フットサル日本代表にも選出された彼が病と闘いながらも今シーズンもフットサル選手として現役を続けた姿は大きな勇気を与えてくれました。また自らが先頭に立って病気の子供たちの笑顔を広げていくフットサルリボン活動に取り組まれたことはフットサル界から社会へ大きく貢献していたものと感じるとともに敬意を表します。彼のひたむきなフットサルへの姿勢や社会貢献の意思を残されたクラブや選手、フットボールファミリーのみなで引き継ぎ、継続して取り組んでいきたいと思います。