至急アルバイト求む――。「スカパー!アダルト放送大賞2020」で女優賞を受賞し、今年3月にセクシー女優を引退した〝きずぽん〟こと佐倉絆(31)がこのたび、東京・上井草にラーメン店「新潟発祥なおじ 上井草店」をオープンした。今やすっかり経営者となったきずぽんが本紙の独占インタビューに応じ、ラーメンにかける思いを明かした。

〝第二の人生〟としてラーメン店の経営に乗り出したのは、10年超にも及ぶラーメン店巡りがあってこそだった。

「私、朝からでもラーメン食べられるんですよ。それこそ、イベントのお仕事で地方に行った時にいろいろなラーメンを食べました。新潟ラーメンである『なおじ』のフランチャイズを始めたのは、豚骨ラーメンとかに比べたら珍しさがあるからです」

「なおじ」のラーメンは、いわゆる〝燕三条系〟と呼ばれる燕三条背脂ラーメンで、煮干しなど魚介が利いた醤油スープが特徴だ。

「背脂が乗ってるからこってりかと思いきや、意外とあっさりでもちもちの太麺がおいしい。女性にも優しいラーメンなんです」

 セクシー女優をやる前は、東京・秋葉原のメイドカフェに勤務していたこともあり、当初は秋葉原への出店を検討していたそうだが…。

「ラーメン好きな方はご存じだと思いますが、秋葉原はラーメン激戦区だし、家賃もすごく高い。いつか出店してみたいなという夢はありますけど、まずは駅前に大好きなガンダム像がある上井草から頑張ります(笑い)」

 コロナ禍でラーメン店が苦境に立たされているとの報道も数多くあるが、目下の課題はアルバイトの確保だという。

「オープン初日は外で待つ人がいるくらいお客さまに並んでいただいた。SKE48の松村香織ちゃんや麻美ゆまさんがお花を出してくれましたし。その後もファンの方が食べに来てくれたりして、売り上げはいい感じです。ただ、面接に来ると電話してきた人が来なかったり、アルバイト確保がとにかく大変。男性店長が正月休みまで無休で働いてて、悲鳴を上げてます。東スポさん、何とかしてください(笑い)」

 一刻も早く店長を助けてあげたい佐倉だが、現在は社長としての業務に忙殺されているため、本格的に厨房に立つのは来年2月からを予定しているという。「立ち仕事は得意だけど、熱々のスープが入った丼を持つのが大変でまだまだ修業中です!」

 笑顔で語るきずぽんの顔は、すっかり経営者だった。