川口オートの「スーパースターフェスタ2020 SG第35回スーパースター王座決定戦」は28日、トライアル2戦目を終えた。初戦で内容の濃い3着と好走した森且行(川口=46)は2戦目で変調。タイヤの滑りに苦戦し、序盤4番手から道中でズルズル後退し、6着に終わった。

 レース直後は「初日のタイヤに比べたら滑る。これだけタイヤが滑るとちゃんと開かないし、エンジン状態はわからない」とタイヤ選択の失敗を痛感していた。

 2日間を終えて3、6着で平均得点は4・5の8位。16人のうち、上位8位までが最終日の決定戦に進出するシステムとあって、トライアル2戦を残して、まさにボーダー上だ。

 中間着順を取れば残れる可能性も十分あるが、2日目の負け方がこたえたのか、本人の危機感は相当なもの。「明日(3日目)は勝負をかけるしかない」と力強い口調で巻き返しを誓っていた。3日目のトライアルは再び12Rに登場。5枠・青山周平(伊勢崎=36)の右隣となる6枠発進だけに、青山の速攻戦にうまく乗っていけるかが勝負駆けの最大のカギとなりそうだ。