橋下徹氏「コロナ対応する病院を増やすべき」…現状は日本全体で3%くらい

 元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏が6日、読売テレビ「情報ライブ ミヤネ屋」に生出演し、新型コロナウイルスに対応する病院を増やすべきだと述べた。

 番組には栃木県宇都宮市にある「インターパーク倉持呼吸器内科」の倉持仁院長が電話出演。「医療現場は全然まわっていない。もう終わってる状態です」などと現状を憂慮。「医療崩壊はもう起きている」「家庭内感染が起きて飲食だけでは不十分」「第1波のときは1万人に1人だったのが、今は1000人に2人くらい」などと述べた。

 橋下氏は、栃木県においてコロナ対応できる医療機関の数を尋ねた。倉持氏は「宇都宮は人口52万で400の医療機関がある。コロナを見てくれるのは残念ながら2割」と返答した。橋下氏は「これは栃木県に限らず、東京でも言われているのが10万床のベッドがあるのにコロナ対応しているのがだいたい3%。日本全体でもそれくらいと言われている。倉持さん始め、やっているところは本当に大変な状況。やっていないところもそれなりの事情があると思うがここのゆがみ、偏りを是正する必要はあるのでは」と尋ねた。

 倉持氏は「ぜひ、コロナ対応できる病院を増やすべき」と応じ、「その大元で指示を出すべきなのが厚労省。第1波、第2波ずっと検査抑制をしてきたという間違いがありますから、それを厚労省が認めて国民に説明をしてそうすべきだと思う」と述べた。

 橋下氏は、厚労省の通知により感染症の場合は患者を拒絶できることをあげ、「断っている病院もたくさんあるという現実があるのでは。いろんな理由があるにせよ、コロナ対応できる病院を増やしていこうと医療現場側の認識も必要なのでは」と倉持氏の意見を求めた。

 倉持氏は「医師会も変わってきた」とした上で、「医療現場にインセンティブがないと手をあげない」と財政面での支援が必要になってくるのではと述べた。さらに倉持氏は「産婦人科や、がん患者さんを診ているところはコロナから守らなくてはいけない。診られない施設と診られる施設をしっかり分けて、できるだけ診てくれるところには財政的支援を」と求めた。

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