大相撲初場所(10日初日、東京・両国国技館)を控えた7日、幕内志摩ノ海(31=木瀬)が電話取材に応じた。

 この日は東京・墨田区の部屋で自主トレーニングを行い、四股やすり足など基礎運動で汗を流した。ここまで納得の調整ができているようで「稽古はしっかりできているし、自分なりに先場所のいい感覚をしっかりつかみながら稽古できていると思います」と語った。

 昨年11月場所は幕尻力士としてV争いに加わり11勝4敗。終盤3連敗と失速したものの、大きな注目を浴びた。初場所でリベンジを狙っているかと思いきや、本人は「全然ないっす。波がある相撲取りなので。型にハマればいいんですが、ハマらなければ負けが続くこともある。優勝が近いとか考えてない」と自然体を貫く。

 今年32歳を迎える志摩ノ海は「遅咲き三役を目指して頑張りたい」と意気込んだ。