日本発で世界初のプロダンスリーグ「第一生命 D.LEAGUE」(以下、Dリーグ)が10日、東京・有明アリーナで開幕した。

 開幕前、リーグを運営する株式会社Dリーグの神田勘太朗代表取締役COO(41)、アンバサダーを務めるEXILE SHOKICHI(35)と“CrazyBoy”こと三代目 J SOUL BROTHERS(JSB)のELLY(33)が取材に応じた。

 開幕シーズンは9チームが参戦。各チームは、年間で出演する「レギュラーダンサー」と期間限定の「SPダンサー」、監督的な役割を果たす「ディレクター」で構成される。

 報道陣から〝SPダンサー〟を含めDリーグ出場の可能性を聞かれると、ELLYは「出場ですか? それは練習してスキルアップしときます」と苦笑い。「ダンサーのみなさん、僕より何段階の上のレベルのスキルを見せている。それはダンサーが見ればわかるので。それがみなさんに伝われば。Dリーガーの凄さが伝われば」と素直にリーグのレベルの高さに感嘆の声を上げた。

 神田氏が「参加もDリーガーになることもできます」とプレッシャーをかけると、ELLYは「なりましょう! 将来、僕が出るのもあるかもしれないので、楽しみにしててください。僕の知ってるダンサーさんもけっこういて、僕も刺激を受けて尊敬する人たちなので、僕も(出場に)備えたい」と意気込んだ。

 2024年のパリ五輪に「ブレイクダンス」が初採用。神田氏は「ファンの方のダンスへの見方も変わると思う。スーパースターが出てくることをDリーグもサポートしていきたい」と話せば、SHOKICHIは「カルチャー、スポーツ、アートとしてうれしく、喜ぶべきこと。ダンサー、シンガーとしてもっともっと貢献していきたい」と力こぶ。

 ELLYは「僕は野球をやってきたけど、オリンピックといったら野球だと思う。野球はそれぞれのチームの代表が集まってオリンピックに出る。ダンスもそれはありえる。Dリーグのそれぞれの選抜ダンサーが一つにチームになってオリンピックに出るとか。ここからオリンピックに出るいく選手もたくさん出ていくと思うし、それを楽しみにしている」と話した。