広島の新助っ人ケビン・クロン内野手(27=ダイヤモンドバックス)が18日、マツダスタジアムで入団会見を行った。3日に来日し2週間の自宅待機を経て会見に臨んだ助っ人は「ハジメマシテ。オゲンキデスカ」と覚えたての日本語であいさつ。さらに「ランナーがいる状態で力を発揮できるタイプ。中軸を打ってチームの打点を稼げるような選手になっていきたい」と抱負を口にした。

 待機期間も有効利用してきた。球団が用意した部屋で過ごしながらも「しっかりとトレーニングすることができた。これから打ち始めると思うが、体の準備は十分できたと思う」とキャンプインに向け、できる範囲で体を動かしてきたという。また、読書で自分磨きにも取り組む志の高さも持ち味といえる。「よりよい人間になるために、読むように心掛けている」ともともと読書が趣味で元大統領のオバマ氏関連などアカデミックな本で見聞を広げる勤勉さもあるようだ。

「カープには素晴らしい成績を残した選手が鈴木誠也を筆頭にいる。僕は日本に来たのが初めて。経験があり、数字を残した彼らからたくさんのことを学んで日本で成功していきたい」と言うクロン。赤ヘルナインからノウハウを吸収し日本野球に適応していくつもりだ。