競泳の北島康介杯最終日(24日、東京辰巳国際水泳場)、男子200メートル平泳ぎ決勝が行われ、佐藤翔馬(19=東京SC)が世界歴代4位となる2分6秒78の好記録で優勝した。

 渡辺一平(23=トヨタ自動車)が持つ日本記録(2分6秒67)まで0秒11差に迫る圧巻の泳ぎを見せたが、レース直後には悔しそうな表情で「複雑な気持ち。(2分)6秒台が初めて出てうれしいって思う半面、あと日本新まで0・1秒だったので悔しいっていう面もある」と振り返った。

 とはいえ、この時期に6秒台が出たのは大きなプラス。「この大会では7秒台が出ればいいなと思っていたので、そこでしっかりと6秒台を出せたのは、自分が思っている以上にいい結果だったと思う」と収穫を口にした。

 次戦のジャパンオープン(2月、東京アクアティクスセンター)に向けては「今回はそこまで調整はしていないので、ジャパンオープンに向けてしっかりと調整して、ジャパンオープンでももっと速いタイムを出したい」と決意を述べた。