ダンスボーカルグループ「AAA」の元リーダー、浦田直也(38)が近日中に復帰することが決まった。28日午前0時に公式サイトやSNSで発表した。一昨年4月、酒に酔った末に女性に暴行した容疑で逮捕(不起訴)され、同年末にAAAを脱退。昨年も事実上、活動休止状態だった。

 1月28日はファーストソロアルバムをリリースした、浦田にとっては記念の日。そこで重大な報告をした。まずは「応援してくださっているファンの皆様をはじめ、関係者の皆様には、ご迷惑とご心配をおかけしたこと、改めて心よりお詫び申し上げます。誠に申し訳ございませんでした」と謝罪。

「多くの方に悲しい思いをさせてしまった以上、歌を辞めるべきではないか、『浦田直也』としてのアーティスト活動はもう終わらせるべきなのではないか、とも考えました」と引退も頭をよぎったことを告白した。

 その時に所属のエイベックス松浦勝人会長から、ほかのアーティストのために「仮歌を入れてくれる人を探している」と打診を受け、浦田も受諾。日々歌っている中で「やっぱり歌が好き」「いつか自分の歌を歌いたい」という気持ちが日に日に強くなったという。

 事件から2年近くがたち、再び「浦田直也」として自分の楽曲制作をすることが認められた。時期は未定だが、近いうちに何らかの発表がある見込みだ。

「反省も後悔も苦しむ事も、まだ足りないと言われてしまうかもしれません。でも、待ってくださる方が一人でもいるなら、もう人を悲しませることは絶対にしないと強く決意した自分の声を、歌修行を経た自分の声を、皆様に届け、気持ちを伝えていくことができるよう、一から努力していきたいと思っています。そして、これから出会い、歌わせていただく曲たちが、皆様から愛していただけるように頑張ります」と誓った。