落語家の春風亭小朝(65)が2日、ブログでコロナ禍でいら立ち、怒っている人が多いことについて、自身の見解をつづった。

 小朝は「この間のワイドナショーで松本さんが、みんながイライラしてるから自分が何気なく言った言葉にすごい勢いで食いついてくるって愚痴ってましたね」と、フジテレビ系「ワイドナショー」での松本人志の発言を取り上げつつ「日々のストレスがたまっている人は、誰かターゲットを見つけてそこへ怒りをぶつけることでガス抜きをしてるんだと思いますが 人が怒る時って、その原因のほとんどが不安なんですよね」と私見を述べた。

 さらに「態度の悪い店員に怒っている人だって怒りの根っこにあるのは、大事に扱われない私(イコール、扱われる価値がないのかもしれない自分)に対する不安ですからね プライドとは自分が自分を愛せる根拠ですから、そこを傷つけられると気持ちがイッキに不安定になる」と分析した。

 その対処方法として小朝は「これは僕が昔からやっている方法なんですが、怒っている人を見たら、その人は何が不安なのかを考えてみるんですよ。そうすると、なるほどそういうことかとわかって(同情する気持ちも加わり)こちらに余裕が生まれるのでビビらなくてすむんです」と提言。

 続けて「身近によく怒る人がいて困っている方は、相手の不安要素を探してみて下さい それとは逆に怒っている人は、自分はいったい何がそんなに不安なのかを考えてみるといいですね」と、怒りで満ちているコロナ禍の中でうまく生きるすべをつづった。