映画賞「第94回 キネマ旬報ベスト・テン 授賞式」が4日、東京・渋谷区の「Bunkamura オーチャードホール」からオンライン配信された。

 日本映画作品賞には「スパイの妻〈劇場版〉」が選ばれた。黒沢清監督が登壇し、トロフィーを受け取った。

「この映画にかかわった全てのキャスト、スタッフに代わって、この賞をいただきました」とあいさつ。

 司会の笠井信輔アナウンサーから「テレビドラマを映画化する違いは?」と聞かれると「僕は違いがあるとは思っておらず、全て映画だと思っています。いつも映画化されてもいいように、それに耐え得るクオリティーで作るということです」と話した。

 同映画はヴェネチア国際映画祭銀獅子賞を受賞するなど、国内外で高く評価されている。