女優新妻聖子(40)が、ミュージカル「モンティ・パイソンのSPAMALOT」に出演し、“新境地”を見せている。

同作品は、75年公開の映画「モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル」を元に作られたコメディーミュージカルだ。新妻は、湖の中から現れ、山田孝之(37)演じる主人公アーサー王に聖剣エクスリバーを授ける湖の貴婦人役を演じる。

新妻にとっては、18年7月に第1子出産後の復帰作となり、昨年4月に上演予定だったミュージカル「ボディガード」東京公演が中止となったため、今回が舞台“復帰作”でもある。先月18日に開幕したが「今回久しぶりに新妻聖子の舞台を見るという方や、初めてミュージカルを見に来たという方々が、このパンチの効いた作品・役柄を楽しんでくださっていますように!(笑い)。来てくださるお客様の層も含め、貴重な初めての出会いが多い現場。“有り難さ”をかみしめながら演じております」と振り返る。

「モンティ・パイソンのSPAMALOT」は、福田雄一氏が台本・演出を手掛け、山田をはじめ賀来賢人(31)ら「福田組」常連や、キングオブコント優勝経験があり、コントに定評があるシソンヌらに囲まれながら、コメディエンヌっぷりを発揮している。新妻は「『福田組』常連の山田さんや賀来さん、芸人さんであるシソンヌのおふたり、それにミュージカル畑の私と、この座組みならではの“ごった煮”が魅力の舞台です。福田さんらしいお芝居&シソンヌのコント&新妻聖子ライブの雰囲気が一度に味わえると言いますか(笑い)。これだけの個性が集まるというのが、福田さんのパワーなのだなと思います」。

「レ・ミゼラブル」「ミス・サイゴン」など王道ミュージカルで実績十分の新妻が、新たな境地で今回のコメディー作にも臨んでいる。「『福田組』のコメディーを、ミュージカル女優が本気で歌うからおもしろい! というところを目指しています。お客様に笑ってもらえて、その瞬間に『楽しい!』というポジティブな空気を生み出せるのがコメディーの素晴らしさ。私の役は安定した歌唱の技術が求められるので、お客様にきちんと笑っていただくために、割とストイックに取り組んでいます」と明かした。

同公演は、14日まで東京・池袋の東京建物ブリリアホールで上演され、今月18~23日は大阪・オリックス劇場、同26~28日は福岡市民会館大ホールで上演される。