伝説のキャバ嬢、エンリケが、10日と17日のフジテレビ系「水曜NEXT!」(水曜深夜0時25分、東京ローカル)に出演する。

誰もがひとつやふたつ持っている「日常で起こった悲しく切ないけど、笑える話」。そんな話をお金に換えてくれる“施設”がある。一般人にとってうまく話すことは容易ではないが、お笑い芸人と「エージェント契約」を結び、その話術で大金を手にする。多額の資金とともに待ち受けるのは、3人のパトロン。

4日間で5億円稼いだ元・伝説のキャバクラ嬢で、現在はエステサロンなどを経営する「株式会社エンリケ空間」の社長のエンリケ。美容室「EARTH」を経営する年商180億円の「株式会社アースホールディングス」取締役山下誠司、YouTubeチャンネル総再生回数1億3000万回超え、SNS世代の億万長者ミュージシャンt-Aceとともにパトロンを務める。

エピソードを持つ一般人は、AランクからCランクのエージェント(お笑い芸人)の中から、誰に話してほしいかを選ぶことができる。ランクは、それぞれのトークのレベルで分けられているので、Aランクのエージェントの場合は85%、Bランクは50%、Cランクは15%を取り分として持っていかれる仕組みだ。今回、エージェントとして登場したのは、Aランクがカンニング竹山、ケンドーコバヤシ、ニューヨーク屋敷裕政、Bランクがさらば青春の光・森田哲矢、Cランクがパンサー尾形貴弘の5人。

コロナ禍とSNSでの情報に翻弄(ほんろう)されたラーメン店店主、幼少期に経験した貧乏生活から自力で脱出したサラリーマン、実家の母のトンデモ行動にショックを受けた主婦など、本当にあった悲しい話が、エージェントの手にかかるとどのように面白い話に生まれ変わるのか。3人のパトロンは、「面白い」と手をたたいて喜ぶ場面もあれば、「理解できない」と厳しく顔をしかめるシーンも。芸人たちにも緊張が走る。

エンリケは「楽しかったです。めっちゃ、笑っちゃいました。ライブを見ているようなぜいたくな空間で、感動したし勉強にもなりました。話の内容についてもリアルで、自分の経験と重ねて共感する部分もありました」と笑顔を見せた。

エージェントのトークについては「それぞれ面白かったのですが、ベテランの竹山さんは慣れているトークが素晴らしかったし、体を張った尾形さんも面白かったです。でも、私のタイプでもあったケンコバさんが一番良かったかな。本当はこんなに使う予定はなかったんです。でも結果使ってしまいましたね(笑い)。エージェントの話術がすごかったから、もっと出してもいいと思ったくらいです。私にとってお金とは、自分のために使いたいもので他人には使いたくないものなのですが、今回初めて“人のためにお金を使いたくなった”という気持ちになりました」と振り返った。

次回、聞いてみたいエージェントについては「フットボールアワーの後藤さんはいかがでしょう。苦労話も楽しく話してくれそうですよね」と話した。