ドイツ1部Eフランクフルトの元日本代表MF長谷部誠(37)に衰えは見られない。

 ドイツ紙「フランクフルターノイエプレス」は、Eフランクフルトが欧州チャンピオンズリーグ出場権内のリーグ4位と好調をキープする理由について分析。その1つとして長谷部の存在を挙げた。

 まず「日本のベテランがチームで驚くほど魅力的なパフォーマンスを披露している」。アドルフ・ヒュッター監督(51)は長谷部についてこう称賛している。また「絶対的で例外的なプレーヤー」とも呼んでおり、「守備的なMFとして引っ張っている」と絶賛した。

 その上で「長谷部誠は37歳という年齢にもかかわらず、それほど走るのも遅くはありません。長谷部の最高速度は時速33・3キロで、まだこんなに速いとは知らなかったと少し驚いた。コーチも『長谷部が疲れ果てながら走ったり、すぐに考えたりすることができなくなってきたという感覚はありません』と話している」とも報じた。

 周囲が驚くほどの高パフォーマンスを発揮していることから、最後に同紙は「長谷部誠がEフランクフルトにもう1年在籍する可能性は十分にある。ピッチのプレーヤーとして、ミッションの数に応じて、パフォーマンス関連の契約を結びます」と伝えた。

 ドイツの地で確かな実績を残し続けている長谷部の存在感は高まるばかりだ。