18日の全日本プロレスの新木場1stRING大会で、アブドーラ・小林(44)が、世界タッグ王者・宮原健斗(31)との遺恨を深めた。

 23日の同王座戦(東京・後楽園ホール)では関本大介(40)との大日本プロレスコンビで、宮原、青柳優馬(25)組への挑戦を控え、この日は宮原とシングルで前哨対決。SNSで〝舌戦〟を繰り広げるなど因縁が日に日に深まっていたが、ベルトを首に掛けて登場した宮原に攻められ序盤から窮地に陥った。

 2度のバカチンガーエルボーは回避されるも、スパナを武器に宮原を追い詰めていく。さらにレフェリーを誤爆させ、テーピングで首を絞める凶行に及びノーコンテスト裁定が下された。

 試合後、小林は「さんざん小バカにしやがったな。最強タッグで俺に負けたのが『キャリア最大の汚点』と言っていたな。そんなのまだまだ汚点じゃない。23日にアブドーラ小林に2連敗する。それが最大の汚点だ!」と言い放ち挑発。

 一方の宮原は「恥かかせやがって。ちょっと怒ってるぞ。23日は立てなくしてやるからな」と肩を震わせ、何やらきなくさい空気が漂ってきた。