米サンフランシスコ在住のお笑いタレント・野沢直子(57)が15日、ブログを更新し交通事故に遭っていたことを明かした。

 それによれば、大型ショッピングセンターの駐車場の横断歩道を渡っていたところ、止まっていた車が急発進。ぶつけられた野沢は「吹っ飛ばされた、というほどでもなく、車がどんとぶつかってきて、あ、と思ったらもう次の瞬間、私は道に倒れて横になっていたような感じで」と振り返った。

 ドライバーと事故を知った買い物客ら大勢に囲まれた野沢は「アメリカ生活長い私、アメリカの医療費高い、が身に染みているので、笑笑、この瞬間『ここで救急車呼ばれたらめっちゃお金がかかる、立ち上がらないと!!!!!』笑笑、て思って、すぐみんなに『アイムオーケー!』って大声で言って、必死に立ち上がりました。笑笑」と、被害者であることより高額医療費が頭をよぎり、まさかの行動をとった。「あばらとかなんかいろいろ痛かったんですが、救急車→高額になる」の考えで立ち上がり近くのベンチへ移動。心配そうに見守る周囲に「アイムオーケー!」を連発し、救急車出動の必要なしをアピールしたという。

 被害に遭った野沢は「冷静に考えると、ドライバーさんの歩行者見落としの事故なので、さすがに保険で病院代とかカバーされたはずで自分で払わなくてもよかっただろうと思いますが、咄嗟に、救急車には乗らないてことが頭をよぎって必死に歩いちゃって」と事故直後の心境を冷静につづった。

 なお「ドライバーさんは車から降りてきて、私に手を貸してくれて、終始平謝りでした」と直後の救護はしっかりしてくれ「とてもいいおじさん」と書いている。加害ドライバーの免許証の写真、連絡先をもらった野沢は、落ち着くまでしばらくベンチで様子を見て「とりあえず大丈夫そうだった」とドライバーと別れ、家族にヒジをすりむいた写真とともに事故を報告した。

 この日、報告したのは事故から2週間たって後遺症などが出なかったから。「痛いところもなしなので、ブログに書かせてもらいました。ラッキー」とつづり、「とにかく無事でよかった」と結んだ。