ボートレース児島のヴィーナスシリーズ第24戦「第10回クラリスカップ」は16日、予選3日目を終了。17日は準優勝戦に進出する18人が決定する予選最終日を迎える。

 3日目終了時点で得点率トップに立ったのは地元の田口節子(40=岡山)。2、3位には五反田忍(47=大阪)、平山智加(35=香川)がつけ、4位から金田幸子(41=岡山)、守屋美穂(32=岡山)、寺田千恵(51=岡山)と地元勢が並ぶ。

 充実の地元勢が準優に大挙して乗りそうなムードだが、中でも健闘が光るのは勝浦真帆(25=岡山)だ。

 初日はただ一人の連勝と地元の切り込み隊長として奮闘。2日目も3着にまとめたのだが、勢い余った2Mで中里優子を弾き飛ばしてしまい不良航法(減点10)を取られた。3日目に崩れると勢いに急ブレーキがかかるところだったが、1、3着と盛り返し再点火に成功した。

 8Rで3着を競った片岡恵里が「自分の足も普通あると思うけど、勝浦選手の方が良かった」とコメントしたように、道中戦がパワフルだ。

 勝浦も「直線が強いということはないけど、乗りやすいのがいいですね。Sもいけています!」と語る。

 近況勝率は4点台ながら、今節の乗りっぷりは6点レーサー。減点は取られても得点率は9位と好位置で踏ん張っている。地元水面での優出を目標に、まずは4日目2走を鋭発で飛び出し、センター枠で準優に進出を狙う。