アニメ映画「シン・エヴァンゲリオン劇場版」(庵野秀明総監督)の新たなビジュアルとなる、公開中ポスターが19日から掲出された。ポスターでは海の色は青く、砂浜にはシンジ、レイ、アスカ、マリ・カヲルに加えて、葛城ミサト、赤木リツコ、加持リョウジ、鈴原トウジ、相田ケンスケ、洞木ヒカリ、碇ゲンドウ、碇ユイ、冬月コウゾウといったキャラクターたちが、錦織敦史総作画監督によって新たに描き下ろされた。

「シン・エヴァンゲリオン劇場版」は、8日に公開。翌日の9日には、製作したアニメ制作会社「カラー」が公式ツイッターで、初日の興行収入(興収)が8億277万4200円、動員53万9623人と発表。「異例の月曜公開となりましたが、お陰様で多くの方に足を運んでいただき、非常に良いスタートを切ることができました。皆様には感染対策などお願いばかりで恐縮ですが、本当にありがとうございます」と感謝のコメントを発表した。

封切り後、初の週末となった13、14日2日間の成績は興収11億7744万5400円、動員76万人を記録。8日の公開初日からの7日間で、興行収入(興収)33億3842万2400円、観客動員219万4533人を記録し、12年に公開し、興収53億円を記録した前作「エヴァンゲリオン新劇場版:Q」との興収対比145・1%、動員対比133・6%と好スタートを切っている。

また15日から、作品冒頭でシンジ、アスカ、アヤナミレイ(仮称)がたどり着いた第3村のシーンを解禁した「シン・エヴァンゲリオン劇場版」テレビスポットB15秒をカラー公式YouTubeチャンネルで公開した。

「シン・エヴァンゲリオン劇場版」は当初、20年6月27日に公開予定だったが、は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で同年4月に公開延期を発表。同10月に今年1月23日の公開を発表したが、緊急事態宣言の再発出を受けて同14日に再延期を発表と、2度の公開延期を余儀なくされていたが、2月26日に公開日を3月8日に決定した。その理由について「緊急事態宣言発出より、皆様が安心して本作をご覧いただける時期に向け、関係各所と様々な検討と準備を進めてまいりましたが、継続的に各劇場にて有効な感染対策がなされていること、さらに感染リスクを軽減する新たな鑑賞マナーの定着に鑑み、今回の決定に至りました」と説明した。