ボートレース大村の発祥地ナイター・GⅢ「オールレディース 第15回蛭子能収杯」は22日、予選折り返しとなる3日目を迎える。

 2日目(21日)メイン「エビスドリーム」は絶好枠の松本晶恵(33=群馬)がイン先マイを果たしたが、大外から浜田亜理沙(33=埼玉)が1M強襲→2M差しの剛柔合わせ技での逆転勝利! 松本は2着に粘り、3着には海野ゆかり(47=広島)が入線しての3連単は4万5210円の大波乱となった。

 一方、渡辺優美(28=福岡)が2日目2Rを「抜き」で今節初白星を奪取すると、9Rでは「逃げ」を決めてこの日連勝を飾り、一気に現時点での得点率でトップに浮上してきた。

 機力に関しても「乗りづらさはあるけど、チルト0度にして、足は悪くない」と調整に正解を出しつつあるようだ。3日目は1、4号艇(9、12R)と、力を発揮できる枠番だけに、このままポイント量産といきたいところだろう。

 また、ベテラン勢も3戦2着3本の田村美和(55=東京)をはじめ、角ひとみ(52=広島)、藤田美代(49=福岡)、倉田郁美(53=愛知)が奮闘している。

 中でも倉田は2日目10Rで今節初白星を奪取すると「うまくまくり差せた。足も悪くないし、ここまでは上出来です」と表情も明るい。3日目9Rは6号艇での出走となるが、決してパワー面ではヒケを取らない出来栄え。うまく展開が向けば、快勝劇だった2日目11Rの再現も十分だ。