2組の人気アーティストが名古屋のドラゴンズ戦中継を盛り上げてくれそうだ。CBCテレビとCBCラジオは昨年に続いて女性歌手・LiSAが歌う「マコトシヤカ」を野球中継のテーマソングにすると発表。東海ラジオも人気ロックバンド「氣志團」を応援団に起用し、中日への愛を込めて書き下ろした「ヘイ!ブラザー」を実況中継のテーマ曲として使用することになった。

 LiSAの歌う「マコトシヤカ」は昨年8月24日にミュージックビデオがユーチューブで公開されるとファンだけでなく中日ナインの間でも大反響となった。現在、再生回数は192万回を突破し、ドラゴンズの新たな応援ソングとして定着。「ドラゴンズファンのLiSAさんと共に応援していきたいです」とCBCサイドは今年もこの歌で野球中継を盛り上げるつもりだ。

 一方、東海ラジオは「ギターの西園寺瞳さんが大の中日ファン、ボーカルの綾小路翔さんが与田監督の中学の後輩ということもあってお願いしました」と氣志團にテーマソングを依頼。「ヘイ!ブラザー」は開幕戦が行われる26日に同局の番組内で解禁される。西園寺は2年前、中日OBの仲介でナゴヤドームを訪れ、ベンチで与田監督と記念写真を撮って大喜びしていたガチな竜党。それだけに「プロ野球を見始めたころからの熱狂的なドラゴンズファンなので応援団就任は感無量です」と中日の応援にもさらに力が入る。

 氣志團とLiSAは同じ事務所の先輩と後輩で毎年、氣志團が主催している野外フェス「氣志團万博」にLiSAも何度か出演するなど関係の深い間柄でもある。名古屋で毎試合、必ずラジオから流れるLiSAと氣志團の応援ソングがドラゴンズ10年ぶりVへの後押しとなるか注目だ。