女優黒谷友香(45)が23日、大阪市内で、舞台「画狂人 北斎」(24~25日、大阪・サンケイホールブリーゼ)の取材会に出席した。

大阪・堺市出身の黒谷は「出身がここ(大阪)なんで、うれしい気持ちとともに、大阪でもできるんだって、楽しみです」と喜んだ。

大阪に到着し「町がにぎやかですよね、大阪って。元気があるっていうか。新大阪に降りた瞬間から感じます」。タクシー運転手との会話も弾み、「『ザッツ大阪』みたいな人で。本当に好きです大阪。なんか特徴が中川家の礼二さんみたい。これぞ大阪って」と笑顔で話した。

同作は、浮世絵師・葛飾北斎と娘のお栄を軸に江戸と現代を行き来する物語。北斎の大ファンである演出家の宮本亞門氏が17年に朗読劇、19年に舞台化。今回は新キャストも加わり「令和三年版」としてリニューアル。黒谷はお栄と現代パートで麗奈の2役を演じる。

東京、長野公演を終え、明日から大阪公演に臨む。その後は岡山、香川、石川でも開催予定。黒谷は「東京は毎日温かい拍手で、こういう状況の中、いらっしゃってくれてありがたかった。長野も再演で来させてもらえたのが本当にうれしくて」と振り返った。

男性キャストに囲まれ、女性キャストは黒谷のみ。「控室とか別なんでさみしい。遊びに行ったりします」と笑わせた。共演者とは「みんな仲良くやらせてもらってて、仲間意識がある。新しく入ったキャストも仲良くなって楽しいです」と明かしていた。