米大リーグ公式サイトは23日(日本時間24日)に「サイ・ヤング賞の候補に挙がるこの10人を見逃すな」というタイトルの特集記事を掲載し、マリナーズ・菊池雄星投手(29)をダークホースの一人に挙げた。

 メジャー2年目だった昨季、菊池は2勝4敗、防御率5・17と期待を裏切る成績だったが、同サイトは投球内容や投げているボールのクオリティーを分析して評価した。

 1年目と比較してストレートの球速が平均2・5マイル(約4キロ)アップ、空振り率は2倍となり、さらには効果的なカッターを持ち球に加え、改良したスライダーでの空振り率も劇的に上昇したことを指摘。「全く別の投手に見えた」「今年は第一線で投げる先発投手になる可能性がありそうだ」と期待している。

 米メディアのランキングではパドレスのダルビッシュ有投手(34)、ツインズの前田健太投手(32)、花巻東の後輩・エンゼルスの大谷翔平投手に差をつけられているが、潜在能力は高い。3年目の大化けに期待だ。