アイドルグループ「V6」が11月に解散すると発表した。森田剛(42)だけが退所し、ほかの5人のメンバーは事務所に残留するが、実は空中分解寸前で、全員が退所となってもおかしくなかったという。結果的にそれを丸く収めたのは、井ノ原快彦(44)の妻・瀬戸朝香(44)で、森田以外の退所を防いだというのだ。

 V6の解散は2019年ごろから話し合われ、デビュー日である11月1日に解散することが決まった。それと同時に、森田がジャニーズを退所することも発表された。

 しかし話し合いの過程において、退所する可能性があったのは森田だけではなかったという。

「結局、森田だけがジャニーズを辞めることで収まったが、下手をしたら、ほとんどのメンバーがジャニーズからいなくなってもおかしくない雰囲気はあったそうです」(芸能プロ関係者)

 解散と同時に大量退所も十分にありえたという。森田以外の5人で、もっとも退所に近づいていたメンバーは井ノ原だ。本紙では「イノッチさんが自分の将来の独立について、親しい関係者に相談しているところを見ました」という衝撃の目撃証言を報じている。

 俳優だけでなく、情報番組「あさイチ」(NHK)で2010年から18年までキャスターを務めるなど、幅広く活躍してきた井ノ原はかねて〝円満独立〟を視野に入れていた。

「俳優や司会として地位を築き上げた井ノ原ですから、無理もありません。ジャニーズとケンカして飛び出すという感じではなく、中居正広のように仲良くしながらの独立を視野に入れていたそうなんです」(前出芸能プロ関係者)

 井ノ原だけではなく、俳優としてトップに立つ岡田准一も後に続いてもおかしくなかった。

「岡田も役者として次元の違うところにいて、辞めてもおかしくない状況だったそうです。解散を機にジャニーズを離れるという雰囲気もあった」(前同)

 もし井ノ原が「オレも辞める」と言い出せば、岡田も続き、それこそ誰もいなくなる恐れすらあったのだ。

 そんな中、ウラでらつ腕を振るったのが井ノ原の妻である瀬戸だという。モデルケースとなったのは、同じジャニーズタレントの妻で、仲がいい工藤静香だ。SMAP解散騒動時、一時はメンバー全員で退所という流れだったが、静香の影響力により木村拓哉だけが真っ先に残留を表明した。

「井ノ原にジャニーズ残留を決意させたのは瀬戸の功績なんです。静香がキムタクを説得したのと同じように『ジャニーズから離れるのはマイナス』と、瀬戸は夫に言って、残留を決意させたそうです。井ノ原が辞めなかったことで、迷っていた他のメンバーも残留を決意したようだ」(芸能プロ幹部)

 木村は他のSMAPメンバーと仲違いする形になりながらもジャニーズに残留を主張したことで、いまではジャニーズの幹部候補となった。井ノ原も事務所内の立ち位置はアップし、今後は幹部候補として扱われることになりそうだ。

「ジャニーズ内で井ノ原の立場は安泰です。それぐらい瀬戸の功績は大きい」(前同)

 まさに“内助の功”だ。