【春待ちストレッチ】「私は運転は得意じゃないんですが、ストレッチにはピッタリの動きなんですよ」と美人整体師・久嬢由起子。今回もユニークな運動を考案してくれました。

 ステイホーム、テレワークが当たり前になりました。家にいることが多く、気を付けないと動かさない筋肉が凝り固まってしまうので、時々、ストレッチをしている人も多いでしょう。でも、意外と見逃しがちなのが体の側面。今回はそこを重点的に伸ばしてみましょう。

 自動車を運転する動きを利用してみました。まずはハンドルのような丸いものを用意…って、そういうものはあまり家にはなさそうですよね。なので、タオルや、それこそ読み終わった新聞でも構いません。細長くして両端を持ってみてください。それがハンドルです。

 では、座って出発! まずは細長くした新聞を横にして持ち、腕を伸ばします。1、2、3、4と4秒かけてその新聞を縦に。そして、さらに4秒かけて同じ方向に回して新聞を横にします。腕が交差しているはずで、まさにハンドルを回すイメージです。

 さらにF1レーサーになったつもりで急カーブを曲がりましょう。コーナーで横Gがかかっていると思って、首をグーッと横に倒すんです。4秒かけてゆっくり行ってください。終わったら逆側にも回してみます。あくまでゆっくり。急激に曲がるとどこかを痛める可能性があるので要注意です。

 何度かやれば、ねじった腕はもちろん、脇をはじめとした体のサイド部分、さらには首の横部分をしっかり伸ばすことができます。首や肩の凝りも解消できるはずですよ。

 運転ですからイスに座ってやるのが基本ですが、立った状態でもOK。足腰もついでに鍛えたいなら中腰でやってもいいかもしれません。ただ、前かがみにならないよう、シートベルトをしているような感覚を忘れずに。

 ◆久嬢由起子(くじょう・ゆきこ)1982年生まれ。整体師、肛筋トレーナー(日本大腸肛門病学会専門医公認)、ボディメイクトレーナー。ミス・ユニバース・ジャパンファイナリストの講師も務める。最新著書は「見るだけでやせる コア締めダイエット」。ネット番組「大川興業のインデペンデンス・デイ」に出演中。