ゴールデンボンバーの鬼龍院翔(36)が28日、都内で「ヒトカラフェスwith鬼龍院翔」を開催した。

カラオケ大手JOYSOUNDの品川港南口店から、鬼龍院のヒトカラ(1人カラオケの意)などを同社の新サービス「みるハコ」を通じて、全国のカラオケ店舗でライブビューイングできるイベント。鬼龍院と、公私に親しいラジオDJのやまだひさしが「コロナ禍で苦境に立たされたカラオケ業界を応援したい」という思いから企画した。

JOYSOUNDは、通信カラオケ機器メーカーの(株)エクシング傘下の直営カラオケ店。同社の新サービス「みるハコ」は、19年6月に最新機器「JOYSOUND MAX GO」の発売とともにスタートした。カラオケルームに「観て楽しむ」という新たな価値を創造。音楽ライブ、映画、アニメ、バラエティーなどさまざまな配信映像が楽しめる。今回の鬼龍院のように、コンサート会場などとつないだライブビューイングも堪能できる。

新型コロナウイルス感染症が続く中、カラオケ店は個室、3密、飛沫(ひまつ)のイメージから、愛好家も来場を控える状況が続く。「みるハコ」はそうしたイメージを変える新サービスでもある。エクシング広報によると、JOYSOUND直営店だけでなく、対象機器(「MAX GO」)を導入している全国6000室以上でライブビューイングを堪能できる。

この日のイベントで、鬼龍院はヒトカラで「YAH YAH YHA」(CHAGE&ASKA)「わかれうた」(中島みゆき)などを熱唱した。ゲストとしてビジュアル系バンドNoGoDのボーカル団長と、元ビジュアル系バンドViViDのボーカルで、現SEESAWのSHINが出演した。

イベントを終えた鬼龍院は「ミュージシャンにとって、ライブハウスやカラオケはなくてはならない存在です。カラオケで自分たちの歌を歌ってもらい、歌がその人の人生の1ページ になるのはとてもうれしい。ぜひみなさんもカラオケに足を運んで」と話していた。