NHK連続テレビ小説「おちょやん」(月~土曜、午前8時)の29日に放送された第81話の平均視聴率が16・3%(関東地区)だったことが30日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高視聴率は65話の18・9%。

上方女優の浪花千栄子をモデルに描くドラマ。主人公の竹井千代役を杉咲花が演じる。シンガー・ソングライター秦基博が主題歌を担当し、書きおろしの新曲「泣き笑いのエピソード」で盛り上げる。

あらすじは、昭和16年の暮れに始まったアメリカとの戦争は、はじめは大勝利で沸くも戦況は大きく変わっていた。昭和19年1月、鶴亀家庭劇は相変わらず愛国ものの芝居を続けていたが、客の不入りが続いていた。一方、福富楽器店は、敵国の音楽であるジャズのレコードの販売が禁止され、店内は軍歌一色となり、様変わりしていた。そんなある日、千代と一平(成田凌)の家に幼なじみの福助(井上拓哉)が訪ねてくる。そして自分に赤紙が来たことを明かす。「みつえと一福のことをよろしくお願いします」と言う。

一方、シズ(篠原涼子)は菊(いしのようこ)に岡安を閉める決心をしたことを告げる。