日本テレビの辻岡義堂アナウンサー(34)が30日、都内のTOHOシネマズ六本木ヒルズで行われた映画「奥様は、取り扱い注意」(佐藤東弥監督)大ヒット御礼舞台あいさつの司会を務めたが、冒頭で豪快にスベった。

辻岡アナは、主演の綾瀬はるか(36)と西島秀俊(50)が登場する前に司会として登壇。27日に同系「ズームイン!! サタデー」の6代目司会を卒業した余韻に浸っていたのか「皆様、こんばんは。『奥様は、取り扱い注意』にズームイン!! ということで」と口走ったが、観客席の反応は「シーン…」。首都圏の1都3県で緊急事態宣言が解除されても、観客が劇場内で過度の会話を避けるなどモラルある姿勢を貫いていたにしても、あまりに悲しい無反応。同アナは「私もスポットライトを浴びることに慣れていないもので…」と自らにフォローを入れた。

「どうぞ、よろしくお願いします」というあいさつに温かい拍手はあったものの、トークに対する観客の反応は総じて乏しく、辻岡アナは「声の反応がないと、寂しいものがありますけども…」と寂しげだった。客席に、歓声ではなく、拍手で登壇者にリアクションするようお願いしたものの、よほど寂しかったのか「お声がないと、寂しいんですけど…皆さん、生きてますよね?」と呼び掛けると、客席から拍手が湧き、同アナは安堵の表情を浮かべていた。

その後の舞台あいさつでは、気を取り直したようなキレのある司会ぶりで、観客とのティーチイン(質疑応答)もキビキビと回し、人気アナウンサーとして面目躍如の活躍だった。