大和田美帆(37)が6日、ブログを更新し、新型コロナウイルス肺炎で20年に亡くなった母岡江久美子さん(享年63)の命日の23日正午から「スマイル! 岡江フェスから音楽とともに~」と題し、動画を配信すると発表した。

岡江さんは生前、両親を音楽葬で見送った際「あたしも音楽葬にしてね、曲はロッドスチュアートのスマイルと、、あと、、」と具体的に話していたという。大和田は「コロナ禍で、見舞う事もみとることも、棺桶に好きなものを入れてあげることも、母の望みだった音楽葬もしてあげられなかった。ずっと心に引っかかっているそんな母への想いを形にするために、密を避け、動画生配信で座右の銘のとおり、賑やかに楽しく笑顔いっぱいで生きた母のことを想う日になればと思っています」と企画の意図を説明した。

生配信では生前、親交が深かった薬丸裕英、真矢みき、西島数博、井上芳雄、安蘭けい、真飛聖、松井紀美江、永井みゆき氏(友人)、そして長年マネジャーを務めた中田美香氏が岡江さんとの思い出をカメラに語った映像を流すという。また「ピアノの生演奏の中、そのコメント動画や母の写真とともに、父とわたしの想いなどもお話しする機会になればと思います」ともつづった。その上で、企画への思いをつづった。

「座右の銘が『毎日が祭り』だった母、岡江久美子。昨年4月23日に亡くなってもうすぐ1年が経ちます。ここのブログでも時々気持ちを書いていますがどんなに月日が流れても、正直、私は未だに心の置き所がなく、夢の中にいるような感覚に陥ることがあります。亡くなったと頭では分かっているのに心が追いついていないのが現状です。私だけでなく、ご友人、お仕事関係の皆様も同じような感覚の方がいらっしゃるのではないでしょうか。お葬式をしていないのも、この心情に関係していると思っています。せめて、一周忌にお別れ会を催し、私たち家族も一つの節目にしたかったのですが、コロナ禍が収まらない状況で、大勢の方に来ていただいてのお別れ会は難しいと判断し、延期となりました。それでも命日に、何もしないのはもどかしい。何か節目を迎えたい。もう一歩前に踏み出すきっかけが欲しい。そんな時、岡江フェスティバルを思いつきました」

動画は配信サイトZAIKOで登録し、チケットを購入。視聴料の935円(くみこ)は全額「コロナ禍で家族との面会時間が限られながらも入院生活をがんばっている、小児がんや難病とたたかう子どもたちを支援しているNPO団体シャインオンキッズと、わたしが応援アンバサダーを務める、横浜こどもホスピスに寄付させていただきます」とした。アーカイブスは25日夜まで残るという。