篠原ゆき子(40)と倉科カナ(33)の共演映画「女たち」(内田伸輝監督、5月21日公開)が、第43回モスクワ映画祭コンペティション部門へ出品されることが6日、決まった。

「女たち」は、映画プロデューサー奥山和由氏(67)率いるチームオクヤマ25周年映画で、同氏が初めて女性のために製作した作品。東京の大学を卒業も、就職氷河期世代で希望する仕事に就くことができず、40歳を目前に独身の美咲は、地域の学童保育所で働いている。介護する母に否定され続け、反発しながらも認めてもらいたい願う中、唯一、心のよりどころとしている憧れの親友・香織が突然、命を絶つ。美咲の心もポキリと折れ、崩壊へと向かっていく。自然豊かな緑がまぶしい山あいの小さな田舎町を舞台に、それぞれに事情を抱えた女たちが繰り広げる、ギリギリの女たちの生き様を描いた。高畑淳子、サヘル・ローズ、筒井茄奈子、窪塚俊介らも出演する。

奥山氏は製作、脚本協力・構成を担当。エグゼクティブ・プロデューサーには、フリーアナウンサー河野景子との交際を継続している、ジャッキー・ウー氏も名を連ねる。