ボートレース津の「ルーキーシリーズ第7戦 スカパー!・JLC杯争奪戦」は7日、4日間の予選が終了。8日、10~12Rで準優勝戦を行う。

 予選は地元の豊田健士郎(25=三重)が首位で通過。栗城匠(25=東京)、小池修平(25=大阪)とともに準優1号艇を獲得。初日ドリーム組が絶好枠を独占する形となった。

 そんな中でドリーム組ながら、やや出遅れた感のあった吉田裕平(24=愛知)の気配が急上昇している。

 5点前半の近況勝率が示すように、今年に入って暗中模索の日々が続き、今節も序盤は例外ではなかった。だが、ここにきて「土台ができてきた感じ。今なら行き足はいいと思うし、分がいいくらいになっている」と光明が見えてきた。

 不振の間は「ペラを叩いてばかりで腰も痛くなってしまった。仕上がりの問題なのか、自分の問題なのか、それすら分からなくなっていた」と、レースに集中できない状況もあった。

 舟足がアップしたことで少しゆとりが生まれ「体調も含めて、不安なく臨めそう」とレースに集中できる環境が整った点は大きい。

 スタートも「しっかり行けるようになった」といいことずくめ。GⅠウイナーの吉田徳夫さん(引退)を父に持ち、素質が一級品なのは疑う余地のないところ。ここで改めて真価を発揮したい。