米歌手リアーナ(33)が、4日に米ニューヨークで行われたアジア系住民への差別反対を訴えるデモに参加していたことが分かった。

米国では新型コロナウイルス感染拡大の影響で、アジア系への憎悪犯罪(ヘイトクライム)が急増。アジア系の高齢者が相次いで襲われる事件が起きているほか、先月にはジョージア州アトランタのマッサージ店で銃撃戦が起きてアジア系女性6人を含む8人が亡くなる惨事も起きた。

そんな中、BTSや女優ルーシー・リュー、サンドラ・オーら多くのアジア系セレブたちが立ち上がり、SNS参加などを通じてアジア系への差別をやめるよう訴えている。

リアーナはキャップにマスクを着用した姿で「Stop Asian Hate(アジア系へのヘイトをやめよう)」と書かれた手作りのボードを持ち、長年のアシスタントでアジア系米国人のティナ・チュオンさんと一緒に一般人に交ざってデモに参加した。

周囲はリアーナ本人だとはまったく気づいていなかったようで、ある参加者がインスタグラムを交換しようとしてリアーナだと知って驚く様子が投稿されている。

また、SNSにはボードを手に音楽に合わせて踊るように歩くリアーナの姿なども投稿されており、自身のインスタグラムにもデモに参加したときの様子が投稿されている。(ロサンゼルス=千歳香奈子)