元NHKアナウンサーでジャーナリストの堀潤氏(43)が9日、読売テレビ「ten.」に出演。新型コロナの感染拡大に伴い東京、京都、沖縄の3都府県を適用対象に追加した「まん延防止等重点措置」について語った。

 コメントを求められた堀氏は「あれあれ、『COCOA』の話、誰もしなくなっちゃったのかなと思うんですよ」とスマホ向け接触確認アプリについて言及。

 さらに「変異するのはあらかじめ分かっていたこと。ワクチンの供給に時間がかかるのも分かっていた。実際やれることといったら、『感染経路をきちんと特定する』『人の流れを把握する』『データを蓄積する』。そのためにCOCOAのようなものを活用しましょうと始まった」とした上で「ほんとだったら、この1年間で我々の個人情報って社会でどれだけ共有できるのか?っていう本丸の部分を議論すべきだった」と指摘した。

 その議論が進まないことを与野党の国会議員に聞いたところ「個人情報にかかわる話は、非常に紛糾する。本音を言うと今年選挙もあるし、あまりもめるようなことを積極的に言う議員少ない」という回答だったいう。これに堀氏は「本丸をちゃんと議論してほしい」と訴えた。