講談社主催のオーディション「ミスiD2021」の表彰式が11日、都内で行われ、応募総数2676人の中から、香港を拠点に活動するアイドルグループ「乙女シンドリーム」メンバーのまほ(23)がグランプリに輝いた。まほは新型コロナウイルスの影響を受け、この日を含む、オーディション期間の1年間、全て香港からリモートで参加していたという。

グランプリとして名前を呼ばれると、驚いた様子で「ありがとうございます。(まさか受賞するとは)思わなかったです。とてもとてもうれしくて。私のことを見てくれてほんとにありがとうございます。日本語頑張ります!」と勉強中だという日本語を丁寧に披露し、リモート映像で喜びを表現した。画面越しでグランプリを受賞するという異例の形となった。 

同グループは香港生まれの女性5人組だが、「日本式アイドル」として、日本語のグループ名やメンバー名を用いている。

今年で9回目の開催で「iD」は「i(私)」と「Diversity(多様性)」の意で、新しい時代における多様な女性を発掘していくオーディション。今回は新型コロナウイルスによる影響で、書類選考なしの応募2676人からスタート。10日間にわたる8月のオンラインカメラテストを経て409人がセミファイナリストに進出。その後、最終面接などを経て194人がファイナルに進んだ。

また、今年の授賞式はコロナ感染拡大防止のため、完全無観客で行われた。

同オーディションはこれまで、モデルの玉城ティナ(23)らを輩出している。