俳優加藤清史郎(19)鈴鹿央士(21)が14日、TBS緑山スタジオで、同局系日曜劇場「ドラゴン桜」(25日スタート、日曜午後9時)の制作発表会見に出席した。

週刊漫画誌「モーニング」(講談社)で連載中の三田紀房氏の「ドラゴン桜2」が原作。05年に放送された大ヒットドラマの15年後を描いた続編で、経営破綻寸前の龍海学園を再建するべく、阿部寛(56)や長澤まさみ(33)演じる弁護士が、個性的な生徒たちを東大現役合格へ導こうと奮闘する姿が描かれる。

2009年から10年にかけて放送されたトヨタ自動車のCMシリーズで「こども店長」として人気子役だった加藤は今回、優秀な弟と常に比較され続けてきたため、劣等感がしみついている天野晃一郎役を演じる。「いろいろ自分に自信を持てなかったり、どこか自分の意志を隠してしまう性質がある役」と紹介。「そんな天野が受験をきっかけに、自分自身と向き合って、勉強と向かい合って成長していく姿を皆さんにお届けして、皆さんの中の己を活性化させる天野を演じられればいいな」と語った。

続けて「日曜劇場であの『ドラゴン桜』に出演させていただくというのが、本当に僕にとっても大きなことですし、本当に緊張している。いい緊張感をもちながら、緊張感と戦って、この作品と天野と向き合っていきたいと思います」と意気込んだ。

大学4年の学年にあたる友人が多いという鈴鹿は、周りが就職活動に励んでおり「近しい存在、友達とかに日曜日に見てもらって『月曜日ちょっと頑張ってみようかな』『就活頑張ろう』『勉強頑張ろう』とかいろいろ思ってもらえるような感じになればいいな。伝われーと思いながらやっています」と思いを明かした。

2人の通う龍海学園の教頭・高原浩之役を演じる及川光博(51)は「まじめな人間。まじめすぎるが故に間抜けな一面や空回りする一面があったりします。生徒のことを思って一生懸命な先生」と話し、「これから大きく羽ばたいていくみなさんですので。何かしら恩を売っていきたい」と生徒たちをみつめて笑わせた。

新垣結衣(32)ら前作の「東大クラス」の生徒は日本を代表する実力派俳優に成長した。今作の生徒役にも注目が集まる。