モデル冨永愛(38)が15日、総合商社の伊藤忠商事が都内にSDGsに関する取り組みの発信拠点として開設した「ITOCHU SDGs STUDIO」のオープニングセレモニーに出席した。

同スタジオのエバンジェリスト(解説、啓発をはかる人)に任命された冨永は「モデルとしてもファッション業界の人間としてもSDGsに貢献したいし、広く伝えられるように貢献したい」と話した。

冨永によると、ファッション業界は世界の中で2番目に環境に負荷をかけているという。「みんながそのことに気付きだしたのはこの2、3年。作り手側もサステナブルに転換するために努力している。消費者側もその認識を変えるのに時間がかかるので、モデルとして取り組んでいきたい」。

冨永は出産後にSDGsに関心を持ち始めたという。「それまでは自分だけの人生だったけど、他者への責任ができた。自分だけの人生ではなくなり、食事の安心、安全などに取り組みました」。

同スタジオは、SDGsへの取り組みを発信するための基地で、SDGsに関わる活動をする団体などにスペースを提供するほか、エシカルコンビニ(環境や社会に配慮しているコンビニ)なども併設している。冨永は「生活の中でプラゴミが多いとかまずは知ることが大事。気付くことで、考え、行動することになれば。このスタジオが関心を持つきっかけになってくれればいいと思う」。