中日・根尾昂内野手(20)が5ー0で快勝した17日の広島戦(バンテリン)で7回に2点適時打を放ち、連敗ストップに貢献。今季5打点の根尾はビシエド(7打点)、木下拓(6打点)に続くチーム内打点ランキング3位となった。

 バンテリンドームが最高の盛り上がりを見せたのは1点リードで迎えた7回一死満塁の場面。ここで打席に入った根尾は広島先発・九里の内角ツーシームを鋭く振り抜いてライト前へ。

「まだ流れはこっちにあると思っていた。失投を狙っていたわけじゃないですけど、その前の打席よりも高くきていた球だったので打ち損じてゴロにせずに打てたのはよかったです」

 2人の走者が生還したのを見届けると一塁ベース付近で右拳を突き上げた。

 打率1割5分6厘はまだまだだが、チーム3位となる5打点は勝負強さを発揮し始めていることの証しでもある。「現状こうやって8番で出ててチャンスに打席が回ってくることが多いので自分がしっかり結果を出すことがチームの勝利につながると思う。しっかり1打席1打席準備して臨むことだと思います」。

 根尾がチャンスで打点を稼いでいけば、ドラゴンズの上位浮上につながっていきそうだ。