お笑いコンビ、ハリセンボンの近藤春菜(38)が、ABEMAオリジナル恋愛番組「恋愛ドラマな恋がしたい~KISS or Kiss~」(来月1日スタート、毎話土曜午後11時配信)のスタジオメンバーを務めることが20日、分かった。第1~3話で、若手俳優たちがキスシーンのあるドラマを撮影していく中で、本気の恋におちていく様子を見守りながら、コメントする。

近藤は「『ドラ恋』に出ている若い俳優さんが、自分の感情と闘いながら、お芝居している姿は見ていて、とっても熱くなりますし、恋愛の部分を見ていても熱くなります」。キスのイメージについては「キスは恋愛のコミュニケーションとして、とっても大切なことだと思うんですけど、顔と顔が近づく、唇が触れるというのは心を許してないと、本当に好きじゃないとできない行為。お芝居で、あまり知らない人とするのは、すごい覚悟がいることだなと思います」と話している。

有名人からキスする相手を選べるとしたら、近藤は「ブルーノ・マーズ」とグラミー賞通算11冠の米音楽会の至宝を挙げた。「(サブ司会をしていた)日本テレビ系『スッキリ』でスタジオライブに来ていただいた時に、コラボしたい日本人にサービスではあるんですけど、私を指して『ユー!』って言ってくれたんですよ。そこから私、意識しちゃってるんで。その“唇のコラボ”できたらなって思ってます」。

恋愛相手については、年齢的なこだわりはない。「北大路欣也さんなんかすてきだと思います。誕生日が一緒なんで、そこから。角野卓造さんは、やっぱりお父さんのイメージですから違いますね(笑い)。年齢は関係ないと思うんです。今回の『ドラ恋』でも最年少であっても、いい演技をしたり、その人の経験で味を出せる。だから年齢は関係ない。年下でも話していてとっても学びがあるなという人もいれば、年上でもおっちょこちょいでどうしようもない方もいらっしゃると思うので」。

3月いっぱいで、5年間続けた朝の「スッキリ」のサブ司会を卒業した。毎朝8時からの生放送の緊張感から“解放”された。

「気持ちの余裕はできましたね。前の日に、バラエティーの収録が押すと『明日、早いんだけどな』って思ってたのが、今はドーゾドーゾ、いくらでも押してくださいと(笑い)」

コロナ禍の1年間、SNSを発信するように心掛けた。インスタグラム、TikTokを始め、ブログも書いた。「SNSで発信することで“止まっていた時間”を自分で動かせるようになる。お客さんとも新しい形でダイレクトにコミュニケーション取れているのが、私自身もすごく楽しい」。

その一方で、ライブの楽しさを知り尽くしている。

「ルミネtheよしもとの舞台に立たせていただくと、やっぱり生の笑い声っていいなって思うし、アドレナリンも出ます。一方で、SNSで来るコメントとか見ていると、熱い思いが伝わってくる。両方すごくいいな。自分の心が満たされています」。

2月に38歳になった。自身の恋愛、結婚についても考える。「積極的にしたいですね。でも、それはご縁なんでね。うまいこと行けばいいなと」。

相方の箕輪はるか(41)と恋愛話をすることはないという。「全然ないですね。はるかはけん玉か重機か(笑い)。はまると、とことん追求するタイプなので、私も隣で見ていて面白いですけどね。私が始めるとしたらウクレレ。自粛期間中に買ったんですよ。でも、2回触っただけ。コントで雷さまの衣装を着ることがあって、トラ皮のパンツの中に『高木(ブー)』って書いてあったんです。本物を着させてもらって、(高木が奏者としても知られる)ウクレレやらなくちゃと」。

14年にはNHKテレビ小説「花子とアン」にレギュラー出演。女優としての評価も高い。「なにかチャンスがあればうれしいですね。あとは『恋ドラ』を卒業した若い俳優さんが、ドラマに出て頑張っていく姿を見たいですね。熱くなります」と話している。【小谷野俊哉】

◆近藤春菜(こんどう・はるな)1983年(昭58)2月23日、東京都生まれ。03年に桐朋学園芸術短大卒業後、NSC東京校入学。箕輪はるかとハリセンボンを結成して04年にデビュー。07年映画「日常~恋の声~」や14年NHK連続テレビ小説「花子とアン」、15年映画「HERO」などに出演。16~21年日本テレビ系「スッキリ」のサブ司会。155センチ。血液型A。

◆「恋愛ドラマな恋がしたい~KISS on Kiss~」 若手俳優が毎話キスシーンのある恋愛ドラマの撮影をしながら、本当の恋をしていく様を追いかける。主役を演じられるのは、選ばれた男女1組だけ。役を勝ち取るために稽古を重ねながら、台本に用意されているさまざまなキスシーンを演じる。スタジオメンバーはPerfumeあ~ちゃん、ジャルジャル福徳秀介、GENERATIONS小森隼。近藤と鈴木愛理が第1~3話のメンバーに加わる。