韓国バレーボール界で相次ぐトラブルが大きな話題となっている。

 2月には韓国女子バレーボール界で絶大な人気を誇る李在英(イ・ジェヨン=24)と李多英(イ・ダヨン=24)の美人双子姉妹による中学時代のいじめが告発者に暴露されたことを受け、代表チームから無期限の追放処分を科された。 

 しかし、4月に美人双子姉妹が告発者に対して「実際にしていないことも含まれていたし、ウソによる被害が大きいので、誤解を正そうと訴訟を準備した」とのコメントを同国テレビ局「チャンネルA」が伝えたことで、波紋が広がっている。

 そんな中、韓国紙「スポーツソウル」は「いじめ疑惑で引退宣言の韓国バレー選手、被害者の暴露は〝ウソ〟だった」との見出しで記事を掲載した。

 同紙によると「2月頃、当時男子Vリーグのサムスンに所属していた選手が学生時代にいじめの加害者だったという主張がネット上などに提起された」といい、当該選手は「傷ついた方々に申し訳ない。心からお詫び申し上げる」と引退を宣言。ただ「同級生の拉致及び監禁、集団暴行は事実ではない」と否定していた。

 ところが、20日に当該選手の法律代理人を務めた法律事務所が「いじめを受けた被害者と主張した暴露者は『流したいじめ疑惑はすべてウソだった』と明かしたという。さらに「暴露者は中学時代に当該選手と面識はなく、自身が中学時代に受けたいじめ被害を問題化するために有名人の名前を挙げただけで、暴行を受けたことはない」との調査結果が出たと報じている。

 韓国バレーボール界の闇が垣間見えた2つの事件。一刻も早く真相を究明したいところだ。