軒数が減少する銭湯を応援するプロジェクト「銭湯のススメ。2021」の発表会がオンラインで行われ、漫画家ヤマザキマリさん、スポーツキャスター寺川綾さんらが出席、スポーツクライミング野口啓代選手、車いすバスケの網本麻里選手がビデオメッセージを寄せた。

「銭湯のススメ。」は衰退しつつある銭湯の楽しみ方を発信するイベントとして、牛乳石けんとBEAMSのコラボで19年1月から実施された。今回は第2弾で、スポーツと銭湯のマッチングを目指す。

漫画「テルマエ・ロマエ」を描いたヤマザキさんは「イタリアに暮らしていて、古代ローマやギリシャの遺跡を巡ると、必ずお風呂の横に運動場があった。人間は身体を鍛え、そのあとにお風呂で体をいやした」と話した。

今回はランニングの後に銭湯に寄ることを推奨している。寺川は「身体を動かした後に銭湯で癒やすのは理にかなっている。水泳選手も泳いだ後にジェットバスで身体を温め、その後に水風呂に入る。ランニングがメインですが、いろいろな街を散策したあとに銭湯に寄って、いろんな人と銭湯でつながればいいと思う」。