スペイン1部ヘタフェのU―24日本代表MF久保建英(19)が2季連続となる降格の危機に直面している。

 久保のヘタフェは25日に元日本代表FW岡崎慎司(35)のウエスカに2―0で勝利。久保の出場機会はなかったものの、勝ち点34の15位で、降格圏となる18位のバリャドリードとは勝ち点5差とした。だが、スペイン紙「アス」はヘタフェら7チームが1部残留争いを繰り広げると報じているように、まだ安全圏とはいえない状況だ。

 同紙は「毎シーズン38~40ポイント」が残留ラインとし、勝ち点36で14位バレンシア以下のチームの現状を分析。ウエスカに勝ったヘタフェについては「勝利は彼らに酸素を与え、大きな混乱に陥ることを避け…」とし、一息ついたものの、来季も1部で戦うには残り5試合で6ポイントが必要となる。

 ただ、ヘタフェは直近5試合は1勝2分け2敗(5ポイント)。下位クラブとの直接対決も残しており、先行きは不透明だ。久保が昨季所属したマジョルカが2部に降格していることからも「2季連続」は何としても避けたいところ。出番が激減する中、不名誉な記録を回避することはできるだろうか。